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一般者向けのQ&A

費用はおよそいくらかかりますか?

使っているうちに壊れた場合修理して頂けますか?

正常に使用されていて故障したものにつきましては、1年間の保証期間で無料修理致します。お気軽にご相談ください。

半身マヒで膝痛と反張膝歩行となっています。CBブレースは有効ですか?

有効です。装着して歩行訓練することでリハビリ効果が期待できます。

ポリオで反張膝の膝痛を患っています。CBブレースは有効ですか?

有効です。CBブレースで減痛効果が期待できます。

今まで装具を使用していましたが、重くて長時間使用できず、
また装具のズレ落ちもあり外出が難しい現状でした。CBブレースはその点はどうですか?

今までの装具に比べ格段に軽量化し、ズレ落ちを防止する仕組みを取り入れています。
正しくフィッティングすれば1日中装着しても問題ありません。

装具の装着は結構むずかしく、装着手順を覚えるのに苦労しますが、CBブレースはどうですか?

もちろんCBブレースも装着の練習が必要ですが、2~3回程度装着手順に従って練習すれば容易に覚えられます。

沖縄で装具を作ったら、調整修理も沖縄に行かないとできませんか?

その通りです。
そのため、全国にあるCBブレース取扱店を通してご購入されることをお勧めします。

どんな膝痛もこの関節装具(CBブレース)を使うと治るのですか?

どんな状態の膝でも装着するだけで治る夢のような装具は、この世の中には存在しないでしょう。無論 、CBブレースも同様です。ただ、当社では少しでも高い確率で効果を得られるよう精度の高い力学的研究データと実際に装着していただいた方からの多大な臨床データに基づいて日々探求を重ね、より高い効果を求めて症状や目的に応じた装具を開発しています。そのため、適した装具を選択するためには医師(整形外科医)の診察による判断が重要となります。その診断を元に、医師や理学療法士、作業療法士などの専門分野の意見を踏まえて最終的に義肢装具士の判断を加えて製作されるものです。

当社の実績として、変形性関節症(OA)用であれば、試着した約60〜70%の方が痛みの軽減や歩容の改善などの効果などを認めて購入を希望され、購入後も継続して使用いただいております。

反張膝用ではさらに高い確率で目的の効果が得られ、一度使われた方からはリピーターとして継続して支持をいただいております。

CBブレースは、できるだけ動きを阻害しないように設計されており、装具を着用した状態で膝の負担や痛みを軽減しながら運動していただくことを目的としております。装具療法と運動療法の併用によりリハビリ効果を高めさらなる改善へとつながるものと考えております。

初期の軽度の症状の方から手術適応の重度の方まで、多くの方にCBブレースをお試しいただいた瞬間からその違いを実感いただいているところです。
機会があれば是非CBブレースをお試しいただきたいと思います。

本当に痛みが取れるのでしょうか、装着すると直ぐに痛みが取れるのでしょうか?

すべての患者様の痛みが完全にとれるという訳ではありませんし効果の現れ方は人それぞれですが、比較的軽度の症状や痛み始めて余り時間が経過していない場合(痛み初め)には着用した直後から痛みが無くなったり激減する方がおられます。また、適応のある方では最初に装着した時に痛みが軽減したり「膝が軽くなる」「歩くのが楽になる」「足が前に出やすくなる」などの何らかの効果を感じる方がほとんどです。一般的には装着後徐々に痛みが軽減していくようです。

装具装着による痛みの軽減は荷重軸(アライメント)の改善と関節の安定化によるものと考えられます。これらの効果を得るためには、①適正な装着 ②筋力回復のためのリハビリやトレーニングの実施、が不可欠です。

逆に着用しても思うように痛みが改善されない場合としては以下のような原因が考えられます。
①患部に急性期の炎症が活発に生じている場合(急性期の炎症が落ち着くまでしばらく安静が必要になる場合がございます) 、②膝蓋大腿関節症による痛みが強い場合、③半月板損傷や関節内遊離体により痛みが誘発されている場合、③関節リュウマチ・痛風・偽痛風などほかの関節炎が合併している場合、④坐骨神経痛などを膝関節症と誤認している場合 などが考えられます。
いずれも整形外科医の診察を受け、精査を受ける必要があると思われます。

どんな変形性膝関節症にも効果があるのでしょうか?

膝関節には3つの関節面があります。すなわち、大腿骨と下腿骨(脛骨)との間には内側と外側の関節面があり、さらに膝蓋骨(お皿)と大腿骨の間にも関節面(膝蓋大腿関節)があります。 発症している場所によって、内側型・外側型・大腿膝蓋関節型(膝蓋型)の変形性関節症に分類されます。

レントゲン写真1

膝関節の内側の軟骨がすり減ってしまった様子。日本人の変形性膝関節症の多くは内側関節面の軟骨がすり減る内側型であり、これにより膝は内反し、両膝の場合O脚変形を呈します。
写真a-内側型変形性膝関節症(※写真は右脚)

レントゲン写真2

膝関節の外側の軟骨がすり減ってしまった様子。外側関節面の軟骨がすり減る外反型は内側型のように多くはありませんが、膝は外反し、両膝の場合はX脚を呈します。
写真b-外側型変形性膝関節症(※写真は右脚)

レントゲン写真3

膝蓋骨内側の軟骨がすり減った様子。膝蓋骨の内側の軟骨がすり減ったり骨棘と呼ばれる骨のトゲのようなものが生じることで、膝を曲げ伸ばした際にゴリゴリとする感覚や膝蓋骨の周辺に痛みを生じます。
写真c-大腿膝蓋関節型変形性膝関節症(※写真は右脚)

CBブレースのもっとも良い適応は、膝関節症の軽度な内側型又は外側型関節症です。
軟骨が完全に消失したり極端にすり減っている場合、特に内側と外側が同じ程度にすり減った状態の場合には効果が得られにくくなります。大腿膝蓋関節型についても思うような効果が得られないことがあります。

CBブレースを装着する事によってすり減った軟骨が再生されるのでしょうか?

軟骨は局所では常に再生機序が働いていますが、一般には再生するよりも摩耗していくスピードの方が速いため加齢と共に徐々にすり減っていくと考えられます。加齢と共に再生能力も減退していくことを考えれば、特に高齢者の軟骨が再生されるのは難しいと言えます。逆に関節の変形による荷重の偏りや不適正な関節運動は局所的に軟骨のすり減りを加速する要因になると懸念されます。
CBブレース着用により局所への荷重と運動が適正化することで軟骨のすり減りが最小限に抑えられ、再生機序を後押しすると考えられます。

両膝とも痛いのですが、同時に着けられるものなのでしょうか?

両膝とも内側型の場合は、両膝同時にCBブレースを装着することが可能です。

しかし、片膝が内側型で、反対の膝が外側型であったり、または両膝とも外側型の場合は装具同志が干渉しやすいのでお勧めできません。
どちらか一方のより痛みの強い膝に先ず装着するのが良いでしょう。

どの位の期間装着しているものなのでしょうか?

軽症例では3カ月間の装着で外せる方もいらっしゃいますが、装着期間は重症度(軟骨のすり減り具合や変形の程度など)、活動性、合併症、両側罹患か、などによって異なります。
条件の悪い方が早く外すと関節症の再悪化をきたす可能性が十分ありますので性急に外すことはお勧めできません。

一日中着けているものなのでしょうか?

歩行時や長時間立っているときは装着してください。
くつろいでいる場合は特に装着の必要性はありません。
入浴時及び就寝時は外してください。

装着したままスポーツをする事が出来ますか?

CBブレースを装着してテニスやゴルフ、ボーリングなどを楽しまれている方が何人もいらっしゃいます。CBブレースを装着する事により可動域の制限は多少ありますが、関節部の安定性が向上し、よりよいパフォーマンスにつながります。

※CBブレースは 両サイドに金属製の支柱を備えているのでコンタクトスポーツによっては使用を控える場合もあります。

物理療法(マイクロ波、低周波、レーザー、ホットパック、等)やヒアルロン酸注射との併用はどうでしょうか?

物理療法はもちろんの事、ヒアルロン酸注射の併用も歓迎します。

最も大切な事は運動療法により筋力強化と体重のコントロールを図る事です。
その為に、肥満症の方には栄養指導をお勧めする事もあります。

逆にステロイド系の注射は最小限にすべきです。
ステロイド剤は炎症を抑えるには非常に有効ですが、軟骨の再生には好ましいものではありません。